カネカ/難燃分野の輸出拡大/高視認でメリット訴求
2015年03月18日 (水曜日)
カネカのモダクリル繊維「カネカロン」「プロテックス」が難燃防護服・作業服向け輸出を拡大している。2014年度の同分野向け輸出は前期比2けた%増加し、15年度も2けた%の拡大を見込む。
難燃分野の輸出は米国、欧州向けが主体。アラミド繊維からの切り替えの動きに加え、綿混紡でも難燃性を付与できるメリットが評価されており、欧州向けは東欧向けや中東などへの再輸出が拡大しているという。
欧米市場に対しては既存顧客での拡大や新規顧客の開拓により、15年度も輸出増を目指す。また、カネカロン、プロテックスを使用することで高視認でも難燃性を両立できる強みも訴求する。
同社によると、ポリエステル100%使いでは高視認性素材があるものの、難燃性の付与が難しく、綿100%の難燃加工品は高視認のイエロー、オレンジの染色堅ろう度が低いなどの問題がある。これに対してカネカロン、プロテックスとの綿混紡糸を使用した高視認素材は高視認性と難燃性を両立できるという。
<5月のテクテキでコラーゲン繊維も提案>
カネカは5月4~7日、ドイツ・フランクフルトで開催される世界最大の産業用繊維と不織布の国際見本市「テクテキスタイル2015」で、カネカロン、プロテックスによる高視認対応をメーンに訴求するとともに、コラーゲン繊維も初出品する。前回展(2013年)はプロテックスをメーンにイオン交換/キレート繊維を提案した。
コラーゲン繊維は頭髪装飾用で展開している長繊維だが、テクテキスタイルでは短繊維として不織布用として提案する。吸放湿性、抗菌性、消臭性、難燃性、ソフトな風合いなどの特徴を生かしてフェースマスクなどの化粧雑貨や衛生材料、医療資材などを狙う。




