帝人/「ナノフロント」で日傘/カタログハウスと共同開発
2015年04月23日 (木曜日)
帝人のポリエステルナノファイバー「ナノフロント」がこのほど、カタログハウス(東京都渋谷区)が発売する晴雨兼用傘「男の日傘」と稲葉賀惠デザイン「日蔭だまり」の素材に採用された。カタログハウスの通販雑誌「通販生活」とウェブサイトで20日に販売を開始しており、2017年度までには最終製品価格で8億円の売り上げを見込む。
両商品とも帝人とカタログハウスが共同開発した生地「遮熱ナノ」を使用する。この生地はナノフロントを使用した三層構造織物の裏面にポリウレタンフィルムをラミネートしたもの。ナノフロントにより、近赤外線を効率よく拡散反射することで、紫外線ブロック効果と96%以上の遮熱降下率も実現したという。
価格(送料別)は男の日傘9480円、日蔭だまり8980円。
ナノフロントはゴルフグローブ、ソックス、ワイピングクロス、寝装、フェースマスクなどに採用されており、産業資材用でも開拓を進めている。