トンボ/「環境人づくり企業大賞」受賞

2015年08月26日 (水曜日)

 学生服製造大手のトンボ(岡山市)は20日、環境省が今年から実施した「環境 人づくり企業大賞2014」の優秀賞を受賞した。二酸化炭素(CO2)削減クレジットの購入に伴い、岡山県真庭市と「未来につなぐ真庭の森づくり協定」を締結し、社員、家族が参加した実地体験「トンボの里プロジェクト」を実施していることが評価された。

 同社は2011年に真庭市が実施する国内クレジット制度の取り組みに調印。真庭市のバイオマスタウン推進パートナーとして、体育衣料や介護・メディカル衣料の主力工場である美咲工場(岡山県久米郡)と子会社のハートヒルズ(岡山県赤磐市)から排出されるCO2を、岡山県真庭市が削減したCO2を買い取ることでカーボンオフセット(相殺)する取り組みを続けてきた。

 さらに真庭市蒜山中和地域で社員と家族が里山保全活動や、水田ビオトープを活用した生物多様性保全活動に取り組むトンボの里プロジェクトを実施。11年からこれまで2カ月に一度、全14回実施され、森の整備活動を行うことで、人が入れる明るい森にハンモックや丸太橋、デッキを作り自然を体験し、四季の生物を観察するなどの取り組みを進めてきた。