菅公学生服/総合力前面に出す/MC校獲得は順調
2015年09月14日 (月曜日)
学生服製造最大手、菅公学生服(岡山市)の尾﨑茂社長は、新しい社名が浸透し、学生服メーカーとして再認識されてきたことで、16入学商戦の制服モデルチェンジ(MC)校の獲得が「順調に進んでいる」と述べる。さらに学校の環境が変わってきたなかで「求められている制服が何かを考え、総合力を前面に出すことで、シェアを広げたい」と話す。
2015年7月期決算は、少子化による制服の販売量の減少や、昨年の消費増税による駆け込み需要がなかった影響で、売上高は前の期の334億円より減収になる見通し。今期は一昨年から進める営業拠点の分社化を10社から22社に拡大し、「より地域に密着し、学校との関係を強化する」(尾﨑社長)ことで「成長する計画」を掲げる。
MC校の獲得では競合各社、人口が多い都市部に人的資源を集中させる傾向がある。しかし、尾﨑社長は「採算面を見る必要もあるが、当社は制服を供給する公共の企業だと思いたい」と話し、人口が少ない地方でも「助けになるような存在」として、地域密着で事業基盤を強める考えを示す。
引き続き、子供たちの未来を応援する「ドリームプロジェクト」や、教育現場での課題解決を支援する「カンコーマナビプロジェクト」といった取り組みを進め、「カンコー」ブランドの浸透に注力。11月に東西で開く学校関係者や取引先向けの展示会「カンコー スクール・ソリューションフェア」では、前回よりも異業種の協賛企業が増える見通しで、「徳育(道徳教育)のヒントになるような展示会にしていきたい」と言う。「トータルでの課題解決など、(競合他社と)同じ土俵の上では負けない」とする総合力を持って、他社との違いを明確にする。
制服の値上げについては「一律には値上げをしないスタンスで、価格改定が必要なところへお願いしていく」と話す。




