磐梨中学校で体操服披露/ファッションショーで発表/菅公学生服×岡山南高校

2015年10月14日 (水曜日)

 「岡山南高校服飾デザイン科産学連携実学体験プロジェクト(MPS)」を推進する菅公学生服(岡山市)と岡山県立岡山南高校(同)は10日、赤磐市立磐梨中学校(岡山県赤磐市)の体育館で、「磐梨中学校体操服コンセプトモデル」のプレゼンテーションとファッションショーを開いた。

 MPSは、岡山南高校の服飾デザイン科が昨年から菅公学生服と連携し、プロジェクトを通じてキャリア教育を推進してきたもので、今年度は磐梨中学校の体操服のデザイン(来年入学生から着用)依頼を受け、「磐梨体操服イノベーションプラン」として商品企画を進めていた。

 8つのグループによるデザイン企画を3つに絞り、試作した体操服を9月5日に岡山南高校で開かれた中間報告会で披露した。今回は磐梨中学校の「磐梨感謝祭(地域交流型の学校祭)」に合わせ、3つのデザインコンセプトのプレゼンテーションやファッションショーを開催した。

 冒頭のあいさつで磐梨中学校の田上善朗校長が「中学校の体操服としては、日本中どこを探しても無いデザイン」と話し、生徒や来場者の期待感を高揚。プレゼンテーションやファッションショーの最中には生徒から歓声の声が上がる場面もあった。生徒のなかには「ほかの中学校でも見たことないようなデザインで格好良い」「配色がきれいでぜひ着てみたい」「デザインだけでなく機能性もしっかり考えられていて感心した」という声がある一方で、来年卒業を控える3年生の生徒は「着る機会がないのが残念で、新入生がうらやましい」といった声もあった。

 プレゼンテーションやファッションショーを参考に生徒や来場者(保護者や小学生など)に3つのデザインのなかでどれが良かったか随時投票してもらい、投票結果をもとに10月中に磐梨中学校制服検討委員会で体操服を決定する。