インテキ上海の合同開催に自信/中国紡織工業聯合会/TPPの影響は「研究中」
2015年10月15日 (木曜日)
【上海支局】「インターテキスタイル上海」の主催者、中国紡織工業聯合会などが13日、同会場で記者会見し、4展示会の合同開催への自信を示した。このほど12カ国が大筋合意した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の中国繊維業界への影響については、明言を避けた。
同展は今春展からアパレル展「中国国際服装服飾博覧会(CHIC)」、糸展「ヤーンエキスポ」、ニット展「PHバリュー」の3展示会との合同開催となった。同会の徐迎新会長助理は「今春展が出展者、来場者双方から好評だったため、今回も合同開催にした」と説明した。
好評の理由として、川上から川下までのサプライチェーン全体をカバーする展示会になり、例えば生地メーカーがアパレル製品の流行を確認できるなどのメリットが生まれていることを挙げた。
記者からTPPの影響について質問が出たが、「専門家の間で判断が分かれている。我々も研究中だ」と話すにとどめた。