東レエクセーヌ事業部/「ウルトラスエードヌー」提案/PV好評、本格販売へ
2015年10月27日 (火曜日)
東レは21日から3日間、本社ビル25階で「16秋冬東レマイクロファイバー素材商談会」を開いた。ハイブリッド人工皮革「ウルトラスエードヌー」や「サミアモール」などをアパレル、小売店などに提案した。
ウルトラスエードヌーはこの8月に本格発売した。人工皮革の表面に特殊な樹脂加工を施すことで、外観は銀面調の光沢を持ちながら、スエード調の触感を維持。樹脂加工部と立毛繊維を非連続で配置する構造で、通気性、ストレッチ性、イージーケア性にも優れる。発色性も良く、摩擦や洗濯耐久性も従来品並みだ。
9月の「プルミエール・ヴィジョン」にも出品したが、「これまでに無い人工皮革、と評価が高かった」と言う。国内では11月の「プレミアム・テキスタイル・ジャパン」(PTJ)の東レブースでも紹介する。すでにデザイナーブランド「サポートサーフェス」(研壁宣男)が取り上げているほか、自動車シートメーカーのレカロの採用が決まっている。
サミアモールは、2009年からインテリア用途を中心に展開している。16秋冬向けは軽く、独特の触感があり、毛抜けしにくい特徴から、ホールガーメントなどのニットや織物にして提案した。これもPTJで紹介予定だが、コーディガンなどにも合う。