菅公学生服 スクールスポーツウエア/デザイン磨き「着たい」へ/都市部で採用校増える

2015年12月11日 (金曜日)

 学生服製造最大手の菅公学生服(岡山市)のスクールスポーツウエアは、2016年入学商戦に向け、都市部を中心に新規採用校の獲得が進んでいる。11月から今月に開かれた総合展「スクールソリューションフェア」では、心から「着たい」と思うようなウエアを、とくにデザイン性を高めてアプローチしたという。

 若松伸雄第一営業本部長によると、16年入学商戦は都市部を中心に、生徒数の大きい学校の採用が増えており、昨年の消費増税の反動もなかったことで、順調に販売が推移。ただ、地方はモデルチェンジが活発ではなく、売り上げの分母が大きいだけに既存校の生徒減の影響もどの程度出てくるかは分からないのが実情。売り上げとしては「前々期並みに戻したい」(若松第一営業本部長)と言う。

 今回の総合展では、「デザインを磨き、ブランド価値を高める」と、洗練されたウエアが充実。「カンコー」ブランドではスポーティーでありながらも安全性を配慮し、視認性抜群のウエアを打ち出した。エッジの利いたデザインと昇華転写プリントの2軸でスタイリッシュなウエアをそろえた。

 「カンコー×ファイテン」では、2020年の東京五輪を意識した“ゴールドラインアップ”や、ファイテンブランドが好きな先生が多いことを受けて企画したウエアなども披露。「リーボック」は、スタイリストとの取り組みでポリエステル100%のスエット風ジャージなど、これまで学校体育着ではあまり見られない風合いのウエアが目を引いた。

 素材面では新たに透け防止として、圧倒的な性能を誇る「プリズマイト」を投入。従来の目を詰めた素材と違い、特殊な糸使いで汚れが落ちやすく、高いストレッチ性で着心地もいい。風の侵入を防ぎ、保温による快適性を高めた「ウィンドガード」や、防融素材「トケナイン」などの機能性のあるウエアは販売が好調だと言う。

 高機能カッティング「4D」では機能の効果を信州大学繊維学部と検証するなど、動作性評価を分かりやすく来場者に示すことで、関心を高め、採用につなげる。