伊藤忠システック/産資用特殊織機を充実/「ITMA2015」でも注目
2015年12月22日 (火曜日)
伊藤忠システックが産業資材用特殊織機の提案を充実させている。複雑な形状の三次元織物の製織が可能なマゲバの多段シャトル織機や、超ヘビー織物向け特殊織機のトリンカなどだ。11月にミラノで開催された国際繊維機械見本市「ITMA2015」にも出展されており、いずれも注目された。
マゲバは、特殊細幅織機で実績豊富なメーカーだ。同社の多段シャトル織機は、サーボモーター制御で多段シャトルを個別に動かし、生地の厚みや送り出し・巻き取り速度、打ち込み密度を自由に変えながら製織できる。このため三次元織物などを自由に織ることができる。シャトル試験機も用意しており、細繊度糸で20ミリ幅のチューブ状織物などを製織できるため開発用途で活躍しそうだ。
二幅ニードル織機もラインアップしている。ダブルニードルで厚み・伸縮性のある30ミリ幅テープの製織が可能。シンプルなチェーン駆動のため使い勝手やメンテナンス性にも優れる。そのほか、100ミリ程度の厚地シート製織用ニードル織機も用意する。
一方、トリンカは大型産業資材用の特殊織機。偏心カムで自由に開口量を調整し、筬の打ち込み強力は8トンに達する。このため繊維だけでなく金属を含む超ヘビー織物も製織できる。サーボドビーに回生エネルギーを利用しているほか、サーボモーター制御のため大型織機にもかかわらず電気消費量は非常に小さい。
いずれも特殊な織機だが、伊藤忠システックでは機業が新規領域に挑戦するのに有効なソリューションとして提案を進めている。




