シキボウ/テーマは“ボタニカル”/12日から東西で展示会

2016年04月06日 (水曜日)

 シキボウは12日から大阪と東京で恒例の素材展示会を開催する。今回は“ボタニカル・パワー(植物の力)”をテーマに植物由来成分による機能加工や風合い加工を多数披露する。そのほか、特殊紡績糸、機能素材、ニット製品も豊富に打ち出す。

 ボタニカルトレンドがファッションだけでなくライフスタイル全般で、世界的に人気となっている。この流れを受け、今回の展示会では植物由来成分を活用した撥水、抗菌、消臭、保湿、抗酸化など機能異素材と、草花やフルーツ、種子の成分を活用した柔軟加工などを重点的に打ち出す。

 四重構造糸「オリンピアコットン」や村田機械の渦流精紡機「ボルテックス」で紡績した抗ピリング糸「ドラゴンツイスト」などの特殊糸、ベトナムで生産・備蓄販売する「ウインターコットン」などを提案し、連続シルケット糸「フィスコ」や機能ニット使いユニフォームなども紹介。

 機能素材では高吸水速乾機能素材「乾一発」を披露するほか、防汚加工シリーズ「汚れま戦隊」のラインアップも拡充する。高視認素材「新染組」も紹介するほか、今回は業務用リネンプリント「アペニノ」など寝装用途の商品も多数打ち出す。

 日時・会場は大阪展が12日から14日までシキボウビル(大阪市中央区)7階、東京展は20日から22日までボーケン東京本部ビル(東京都江東区)4階。