「AFF・大阪2016」/出展企業の見どころ紹介/4月12~14日(マイドームおおさか) (上)

2016年04月07日 (木曜日)

 「AFF・大阪2016」が12~14日、大阪市中央区のマイドームおおさかで開かれる。出展企業の見どころを紹介する。

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〈ワーキングウエア主力に/江蘇衆潤紡織科技〉

 織布から製品の企画デザイン、縫製、販売を一気通貫で手掛ける。中国で縫製2工場、ミャンマーに織布1工場を有する。

 メーン工場は2002年に江蘇省塩城市で開業した。先進的な縫製機械600台を擁し、年間生産量は150万着。ミャンマー工場は15年1月に設立。年間生産量は100万着。塩城工場では小ロット短納期のものを、ミャンマー工場ではロットが大きく、納期にゆとりがあるものを手掛けている。

 今回展には各種ワーキングウエアのベスト、ジャケット、パンツを主力に、エプロンや鍋敷などのホームテキスタイルもアピールする。

〈エコなニット製品展開/威海紡織集団進出口〉

 親会社の迪尚集団は、繊維アパレルを中心としたコングロマリット企業だ。アパレル製品の貿易を筆頭に、10以上の事業を展開している。バングラデシュにも工場を持つ。

 ニット事業は祖業の一つだ。現在70人強のスタッフが、ニット製品の生産に従事している。市場の最新のニーズをつかみ、トレンドを反映した製品を顧客に提供している。近年は生産段階で環境負荷の低い、エコロジーな生地を提案している。

 今回展では、エコ生地使いの製品や、機能素材使いのスポーツ衣料、ホームウエアなどをアピールする。

〈羊皮衣類中心に訴求/海寧錦衣時装〉

 皮革衣類の産地として著名な浙江省嘉興市海寧市で2005年に設立。自社工場は建物面積2500平方メートルで、各種縫製機械59台を有する。皮革衣類の生産と貿易をメーン業務とし、製品のほとんどを日本に輸出している。「高い目標、高い要求、高品質」を企業理念として、顧客との信頼関係の構築に努めてきた。

 同社の強みは、日本や欧米への輸送が便利な立地であることや、製造・貿易一体のため、納期管理が徹底している点など。

 AFFにはこれまで4回出展しており、うち東京展には2回出展している。今回展には自社で企画・デザインした羊皮衣類をメーンに訴求する。