独・米展アピール/IoTなど革新技術も登場/米国も国内縫製への注目高まる

2016年04月08日 (金曜日)

 メッセフランクフルトとドイツ機械工業連盟縫製・皮革機械工業会(VDMA)、米州縫製機器供給者協会(SPESA)は7日、大阪市内で会見し、5月9日から12日まで独フランクフルトで開催される縫製機器・繊維加工国際見本市「テックスプロセス2017」とテクニカル繊維国際見本市「テクテキスタイル」、5月3日から5日まで米ジョージア州アトランタで開催される「テックスプロセスアメリカ」「テクテキスタイルノースアメリカ」の見どころや最近の両国の繊維・繊維機械業界の動向などを紹介した。

 メッセフランクフルトのテキスタイル関連見本市総責任者のオラフ・シュミット氏は、「今回のテックスプロセスでは、最終加工、デジタルプリント、特殊仕上げに焦点を当て、特別エリア『エフェクト・フィニシング・ラボ』を設置した」と強調。ITソリューションに関するプラットフォームも「IT@テックスプロセス」を用意することでIoTなど革新的な生産・加工プロセスの提案にも対応する。

 VDMAのエルガー・ストラウブ専務理事は近年のドイツ繊維機械業界の概要を説明したうえで、「『テックスプロセス』の重要トピックスは“インダストリー4・0”。そのための最新の開発や技術が披露されるだろう」と指摘した。

 SPESAのデイブ・ガードナー専務理事は、米国で国内縫製が増加しているなど「大幅な変化が起こっている」と指摘する。“リショアリング(国内に生産を戻す)/ニアショアリング(米国の近くで生産する)”といった概念が注目されており、「縫製の自動化・省人化テクノロジーへの注目が高まっている」と話す。米国での見本市は、こうした新しい技術が多数披露されそうだ。