明石スクールユニフォームカンパニー/16年5月期は3%増収へ/沖縄の工場を拡充

2016年04月11日 (月曜日)

 学生服製造大手、明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC、岡山県倉敷市)の河合秀文社長は今期(2016年5月期)について、「今入学商戦の制服モデルチェンジ(MC)校が例年並みに獲得できた」ことで、売上高が前期比3%増の240億円と計画通りに推移する見通しを示した。来期に向け生産強化のため、約6億円を投資し、今年7月までにアクシーズソーイング(沖縄県糸満市)を拡張して第2工場を建設する。

 今入学商戦は、大手間の競合が激しくなりながらも、MC校を例年並みに確保した。昨年と異なり消費増税による駆け込み需要の反動も無く、宇部テクノパークアソートセンター(山口県宇部市)、倉敷和蔵アソートセンター(倉敷市)といった物流拠点の強化によるスムーズな供給がここ数年できた。

 店頭商品についても、「富士ヨット学生服」ブランドとアニメーション「ONE PIECE(ワンピース)」とのタイアップキャンペーンによって「売り場が活気づき、販売員の士気が高まった」(河合社長)ことで販売が拡大。来入学商戦もタイアップキャンペーンを検討する。

 ストレッチ性・機能性の向上で着心地を高めた全社共通の企画「スマートワン」や、詰め襟服の「ナノウェイブ・プレミアム」といった新商品の販売も好調だった。

 スクールスポーツでは「デサント」ブランドが新たに打ち出した「エクストラモデル」の好評もあって、約100校の新規採用校を獲得して、累計で約1300校となった。

 来期に向けて生産を強化し、詰め襟服を中心に生産してきたアクシーズソーイングを拡充、1キロほど離れた同じ西崎工業団地内に第2工場を建設する。敷地面積は約6100平方メートルで、建屋の建設面積は約2950平方メートル。沖縄の営業拠点も集約し、事務所や倉庫も併設、既存の第1工場に比べ1・5倍以上の大きさになる。新工場には自動裁断機(CAM)の導入も予定する。

 アクシーズソーイングは従業員が75人で、既存の工場だけではスペースが狭く、生産効率が落ちていた。さらに詰め襟服の需要が減少していることに加え、学校別注による多品種小ロット生産が増えるなか、ジャケットやスラックスなど「様々なアイテムを生産できる体制にする」のが狙い。当面は従業員を増やさないが、生産量が拡大してくれば状況を見て増員も図っていく。