創立90周年/東レが記念式典

2016年04月18日 (月曜日)

 東レは15日、滋賀県大津市の滋賀事業場で創立90周年記念式典とパーティーを開き、関係者ら約600人が参加した。

 あいさつした日覺昭廣社長は、「研究・開発こそ明日をつくるとの信念に基づき、常に時代に先駆けた先端材料を提供し、時代を開き、時代とともに発展してきた」と90年の歩みを回顧し、「今後も倫理観の高い日本的経営の良さを強みにし、『時流に迎合せず、本質を把握し、時代に適合』し、グローバルに事業を展開していく」と強調した。「100年、200年と持続的な成長を続け、世界から尊敬される企業グループであり続けたい」と語った。

 東レは1926年、東洋レーヨンとして三井物産により創立された。滋賀工場の設置認可を得た同年4月16日を創立記念日に制定している。翌27年8月には日産能力5・4トン規模でレーヨン糸の生産を始めた。