AFF・2016大阪/日本語人材採用枠減少/通訳のレベル高まる

2016年04月20日 (水曜日)

 14日閉幕した「AFF・2016大阪」(大阪市中央区、マイドームおおさか)は、中国企業が大半であるにもかかわらず、日本語の通じるブースが多いことで定着している。

 これまで出展企業側が、実のある商談にしようと、対日ビジネスに特化して日本語に堪能な学生を採用したり、日本に留学する中国人留学生を一時的に雇用したりして、日本語対応を強化してきたためだ。

 ただ、近年の対日ビジネスの厳しさを反映してか、日本語人材の採用人数が減っているようだ。ある通訳担当者は、「以前は今以上に引く手あまただったが、近年、採用枠が減り競争が高まり結果的に通訳のレベルも上がっている」と話す。中国繊維企業の切磋琢磨は通訳のレベル向上にも影響しているようだ。