AFF・東京2016/9月28~30日 東京池袋・サンシャインシティ文化会館

2016年09月28日 (水曜日)

〈カンボジアにも工場/嘉興市創友貿易〉

 2005年に設立された生産・貿易一貫のレディースアパレル。浙江省嘉興市に本社と自社工場を置き、カンボジアにも工場を持つ。製品のほとんどを日本と欧米に輸出。

 自社工場では、ダウンウエアと皮革衣類専門の拠点を一つずつ持つ。年商は1200万ドルで、製品の半分が対日輸出。

 強みは幅広い価格帯の商品に対し対応できる点と顧客ニーズに速やかに応えられること。サンプル生産の速さや価格の安さにも自信があるという。

 出展は4回目で、レディース衣類、ウインドブレーカー、ベスト、アウターなどを提案する。

〈「テンセル」生地訴求/常州東恒印染〉

 生地生産から染色加工、プリントを一貫展開するテキスタイルメーカーで、2005年の設立。

 15年に1億元を投資し、精製セルロース繊維「テンセル」生地の新工場を完成。同生地の開発、生産、染色加工、プリントを一貫展開する。日産規模は5万メートル強。デジタルプリンターなどイタリア製最新設備を備え、プリント生地も展開する。

 近年は日本や韓国、欧米企業との協力を通じ、テンセル関係の新商材の開発に注力。米ナノテックス社と提携し、ナノ技術応用の防水・防油などの機能性素材の開発にも取り組んでいる。

 今回展では、テンセルと改質レーヨン「モダール」の生地を訴求する。

〈海外市場に特化/南通威羅賽針織服飾〉

 コンピューター横編み機89台や加工設備を複数導入するニット製衣類メーカーで、海外市場に特化している。年産能力は50万着で、14、16ゲージ物を得意とする。強みは、日本の顧客の短納期ニーズに応えられることだ。昨年初出展したAFF展では有名アパレルブランドと契約し、初年度取引額が100万ドル規模になった。

 担当者は「今回展では既存顧客との取引を拡大しつつ、新しい顧客も開拓したい」と話す。スタンダードからファッション性を追求した製品、精緻な加工を施した製品まで幅広いラインアップを紹介する。

〈一貫の強みアピール/寧波甬南時代製衣〉

 1973年設立のニットウエアメーカー。従業員数は1400人で、編み立てから染色加工、縫製まで一貫で展開している。生産品はプリント、絞り染め、刺しゅう入りシャツやTシャツ、ウール使いのシャツとボトム、子供服、カジュアル衣類など。

 年商は6億元で、ニット製衣類の生産規模では中国全土で上位50位にランクインしているという。2015年の日本向け輸出の取扱高は50万着、取扱額300万ドルだった。

 今回展では、編み立てから染色、縫製を一気通貫で展開している強みや、短納期への対応力をアピールする。

〈カシミヤ製品を世界展開/維信羊絨集団〉

 カシミヤ製品メーカーで、1992年に設立した。研究開発から原料生産、衣類生産、貿易まで一貫で展開し、厳格な品質管理を実現している。年産能力はカシミヤ原料2000トン、同糸600トン、同シャツ200万着、同マフラー・ショール200万枚。日本では、カシミヤ製品の自社ブランド「VICTION」「CLERTEM」の店舗を展開し、知名度アップに取り組んでいる。

 今回展には、カシミヤ製シャツとショール、マフラーを出展。「工芸技術の高さと、自社ブランドをアピールしたい」と担当者は話す。

(おわり)