明石SUC・小学生服/機能重視の提案奏功/児童数減少の中 健闘

2017年02月07日 (火曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニーは小学生服向け提案で機能加工品の提案を重視する。

 同社では、店頭売りのポロシャツでノーアイロン、涼感、消臭、抗ピリングなどの機能性や女子向けデザインを強調した「ガールズポロ」など付加価値を高めた企画を打ち出している。いずれも価格帯は高めとなるが、価値を認めて購入されるケースが目立つという。

 営業本部の江藤貴博スクール第一販売部長は「児童数が減少する中で健闘している。購入単価は上昇している」と指摘する。標準服の指定がない公立小学校でも購入されるケースがあるなど、付加価値型提案を受け入れる潜在的な需要に「自信を持った」(江藤部長)と手応えを得ている。

 今後も機能を重視した企画提案を継続する方針を示す。新たに女子制服ブランド「THD(テ・アッシュ・デ・ラ・メゾン)」のイメージキャラクター、リカちゃんを店頭POPやリーフフレットに積極的に取り入れるなど、販促にも注力する。