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明石SUC/5月期は計画通り増収へ/「デサント」採用、過去最大

2017年04月12日 (水曜日)

 学生服製造大手の明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC、岡山県倉敷市)は今入学商戦、学校制服のモデルチェンジ(MC)で前年並みの採用校を確保した。スクールスポーツでも「デサント」ブランドが、2004年の提携以降最大となる100校以上の採用と健闘。5月期決算は売上高255億円(前期248億円、決算内容は事業持株会社の明石被服興業)を計画しており、河合秀文社長は「予定通り推移しそう」と述べる。

 今入学商戦については、前期並みのMC校を確保できたことに加え、喪失校が前年より少なかったことが増収に寄与した。MC校の獲得では「事前に着地を予想していたが、その予測精度が高まり、きっちり納めることができた」(河合社長)と言う。

 一方で、詰め襟服やスクールシャツなど店頭販売商品については生徒減に加え、「昨年の販売が良すぎた」こともあって前年よりも減収になる見通し。ただ、着心地の良さを格段に向上させた新企画「スマートワン」と、5年かけて開発にこぎ着けたニット生地を使った「ラクラン」といった詰め襟服の新商品が「まだまだこれから」で、今後の販売拡大を期待する。

 スクールスポーツは、同業他社の事業縮小の影響に加え、「エキスパート」「ベーシック」とともに、デザイン性、機能性を高めた新ライン「エクストラモデル」をデサントで追加投入したことにより採用校が増加。デサントと提携以降、最大の採用校を確保し、累計でも1400校を超えた。

 企業向けユニフォームのアクティブチャレンジ部でも、介護、メディカルへ「ルコックスポルティフ」ブランドを中心に販売を伸ばした。

 来期は中学校、高校の生徒数がさらに減ってくることから、2008年のリーマン・ショック、15年の消費増税による駆け込み需要の反動に続き、「2~3年は踊り場になってくる」可能性を示唆。河合社長は、スクールスポーツ、アクティブチャレンジの双方が売り上げを伸ばすことができても、学生服の販売は「競合が激しくなり、ますます難しくなる」との見通しを示す。