シキボウなど4社/「デオマジック」新展開/生ごみ臭の対策剤と装置
2017年05月19日 (金曜日)
シキボウと山本香料、凸版印刷、新明和工業の4社は、消臭技術「デオマジック」の新製品として、生ごみの臭いに対応する「デオマジック 香り de まじっく」を開発した。6月上旬から新明和工業が専用噴霧装置とともに販売を始める。発売を前に、23日から東京で開催される環境関連展示会で披露する。
デオマジックは、実在する不快な臭い成分と香料を組み合わせることで新たな香りを創出する原理を採用した消臭技術で、シキボウと山本香料によって2011年に誕生。デオマジック 香り de まじっくは、一般廃棄物(生ごみ)に直接噴霧すると臭いがフルーティーな香りに変化し、効果も一定時間持続する。
新製品は、塵芥車市場で約60%のシェアを誇る新明和工業が塵芥車用臭気対策剤として販売し、塵芥車庫内に自動散布する専用噴霧装置も展開する。ポリ缶タイプの濃縮液(約20倍に希釈して使用)は3万8000円、専用噴霧装置は13万5000円(新車への装着時の標準価格)。ハンドスプレー(690円)も用意している。
一般廃棄物収集の作業環境の改善、現場周辺への配慮につながる商品として提案し、18年度に対策剤で1億円、専用噴霧装置で80台の販売を計画。東京ビッグサイト(東京都江東区)で23~26日に開かれる「2017 NEW 環境展」の新明和工業ブースで公開する。