明石SUC アクティブチャレンジ部/17年5月期は2桁%増収/ワーキングで新商品拡充

2017年06月02日 (金曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC、岡山県倉敷市)のアクティブチャレンジ部は2017年5月期、メディカルやケアウエアなど「ルコックスポルティフ」の販売が伸びたことで、売上高が前期比2桁%増収の18億円超になりそうだ。17秋冬向けではワーキングで例年より多い新商品を投入し、底上げを図りながら、18年5月期は売上高20億円を視野に入れる。

 アクティブチャレンジ部の浅沼由佳企画部長によると、17年5月期はワーキングで新商品をあまり投入していなかったこともあり、前期比数%の減収になるものの、ルコックを中心としたメディカルや介護向けのケアウエアが大型物件を獲得するなどで販売を伸ばしたことで、ワークウエアの落ち込みをカバーした。

 18年5月期は、ワーキングで商品群を拡充する。17秋冬向けではソフトワークを中心に「ペチクール」「イークオリア」ブランドから例年より多い13品番を投入する。「ソフトワークの原点に立ち戻り、仕事の現場で求められるアイテムや、デザイン、カラーを積極的に打ち出す」(浅沼部長)

 ペチクールでは可動性を高めた3Dパターンと抜群のストレッチ性素材を用いた、「スマートワン UN5000シリーズ」に新アイテムを追加。製造、配送、ビルメンなどソフトワークで提案できるカジュアルデザインで男女兼用のウエアを投入する。

 イークオリアでは、接触冷感素材を部分使いした男女兼用シャツを商品化したほか、女性向けアイテムを充実。リボン・ネクタイなど両方の着こなしが可能なチュニックや、クロップドパンツを提案するなどバリエーションが豊富な点が見どころとなる。「人材不足に各業界が直面する中で、業界のイメージアップ、従業員のモチベーションの向上につながる職場の環境づくりに役立つ」ユニフォームの投入で、市場開拓につなげる。