東レインターナショナルストレッチ生地販売/日・欧拡販で2桁%増収/糸からの開発対応に強み

2017年06月22日 (木曜日)

 東レインターナショナルのストレッチマテリアル課は本2017年度、ストレッチデニムを中心とした生地販売で2桁%以上の大幅増収を狙う。原糸から開発要望に応える取り組み型のモノ作りを強みに国内外で大手顧客向けの取り組みを増やすとともに、新規も開拓する。国内顧客向けには23日までヒルサイドバンケット(東京都渋谷区)で展示会を開いている。

 国内、欧州向けに比重を置いて大幅増収を目指す。「ハードルを高く設定したが、実現は可能」(ストレッチマテリアル課)とする。対米輸出に続き、主要市場で有力顧客との取り組みを確立することが17年度の課題。

 同課の強みは原糸段階から要望に応える開発体制。国内では大手顧客向けの販路構築やヒット商品の創出につながる。こうした実績や欧米先端トレンドを紹介する自社展示会が認知度を高め「事前のアポイントが昨年展から倍増している」ため、主力向けの深掘りと新規受注の獲得を期待する。

 6割を占める輸出の内、欧州向けは3割程度で、現地の有力展示会への出展を続けてきた強化分野だが、認知を得て伸びる兆しが見えてきたことから、17年度は注力して販路を確保する。欧米有力ブランドとの開発連携を通じてトレンド情報を取得し、その情報を国内顧客に発信して内販拡大にもつなげる考え。現状、3人の営業人員も早急に増強し、体制を強化してテキスタイル販売の主力事業にしていく。

 展示会では中空ナイロン糸使いの軽量素材「ミラクルエアー」を主力に、ハイパワーストレッチや柔らかい素材の打ち出しに注力する。

 ミラクルエアーはボトムスだけでなく、トップスにも採用を広げた同課の主力素材。欧米での採用実績を紹介する。

 ハイパワーストレッチは資材用ポリウレタン繊維を使った素材など開発を深掘りする。柔らかい素材もレーヨン系だけでなく、加工綿糸使いなど開発バリエーションを増やして提案する。

 このほか、独特のシャリ感を付与する強撚デニムやストレッチ性薄手デニムシャツ地など実用性の高いアイデア素材を推す。