トンボ/学校ごとのニーズに対応/制服・体操服の新企画披露

2017年06月28日 (水曜日)

 学生服のトンボ(岡山市)は、学校ごとの多様なニーズに対応する新企画を打ち出す。27日に大阪市北区の展示場「ハービスHALL」で始まった展示会でアピールしている。会期は今日28日まで。

 学生服、スポーツウエア、部活ユニフォームのいずれでも高い意匠性と機能性を併せ持つ商品を充実させる。今回展は、来場者にアピールポイントが伝わりやすいように展示アイテム数を前回より絞り込んだ。機能テキスタイルは、多くの実験コーナーを設け効果を体感できるようにした。

 同社の制服やリボン、ネクタイなどの関連アイテムを自由にコーディネートできるブティック風の区画も、今回初めて設けた。制服更新を検討する学校関係者に更新後のイメージをより具体的に伝えて、商談の円滑化を狙う。学校ごとのオリジナルタータン柄をCADによってその場で作れるコーナーもある。

 学生服ブランドでは、ライセンスブランド「イーストボーイ」から詰め襟やセーラージャケットが新たに登場した。シンプルなデザインでカラーも落ち着いた色合いが加わった。自社ブランド「バーシティメイト」からはファッションデザイナーの松倉久美氏とコラボしたおしゃれな新企画をアピールする。

 学校向けスポーツウエア、部活動ユニフォームでは、昇華プリントを駆使した高いデザイン力と独自の機能テキスタイルをアピールした。デザイン面では、ファスナーのエレメント部分にも柄が入ったものや、左右非対称な斬新のデザインの商品を充実させる。

 機能面ではスポーツウエア受けの同社オリジナル生地「ピストレ」を重点的に提案する。軽量、防風、撥水(はっすい)に加え被服内温度を一定に保つ機能もある。