クラボウ/インフル予防セット販売/「クレンゼ」をアピール
2017年06月29日 (木曜日)
クラボウは11月ごろ、インフルエンザを予防するためのアイテムを一つセットにした「クレンゼキット」の販売を始める。
クレンゼキットは、独自の抗菌・抗ウイルス加工技術「クレンゼ」に使う成分を含むスプレー▽クレンゼ加工のマスク・タオルハンカチ▽予防法を啓発するDVDとポスター――をひとまとめにしたもの。今回、CSRの一環で法人の組織的なインフルエンザ対策をサポートするとともに、クレンゼを認知度向上につなげる。
2016年度、15年度の冬期に繊維事業部内で、「インフルエンザ“0”活動」としてクレンゼを使った予防対策を行ったところ、一定の成果が得られたため、今年から対外的に予防ノウハウや対策アイテムをパッケージとして提供することにした。
クレンゼは固定化抗菌成分「Etak(イータック)」を繊維表面に強力に固定化する加工技術で、インフルエンザウイルスを含めて計17種の細菌・ウイルスに対する抗菌・抗ウイルス効果がある。効果の持続性と即効性に加え人体にも安全という特徴がある。2015年に繊維評価技術協議会の「SEK抗ウイルス加工マーク」認証に合格した。
繊維事業部繊維素材部の宮本健一機能素材課長は「インフルエンザの拡大は企業活動の大きな支障になる」と指摘し「当社の取り組みを広めることで予防に貢献したい」と話す。