トンボ/フェースカバー商品化/“女性目線”で使いやすく

2017年08月07日 (月曜日)

 学生服製造卸のトンボ(岡山市)はこのほど、女性だけのメンバーで構成する「ウーマンズプロジェクト」による企画商品として、女性目線で考案したフェースカバー「FUKU MAMO(ふくまも)」を商品化した。使い捨てでなくエコであり、気軽に持ち運べ、女性らしいデザインを意識した。岡山県内で試販した後、本格的な販売を予定し、発売時期は現在検討中。小売価格は約1500円を想定する。

 ふくまもは、衣服を大切に扱う気持ちと「おしゃれを楽しむ幸“福”感を守ってもらいたい」という思いを込めて名付けた。フェースカバーは従来、使い捨てられる不織布製が多かったが、環境に配慮し、洗濯できるナイロン素材を採用。ポケットサイズで取り扱いやすく、かばんに入れて持ち運べる。

 あご掛け用のポケット構造を作ることで、衣服の脱着時にフェースカバーそのものが取れてしまわないように工夫。小花柄やドット柄など大人の女性をイメージしたデザインとなる。

 トンボでは2013年、女性だけのメンバーで構成するウーマンズプロジェクトによる企画商品の開発をスタート。これまで大人用サニタリー用サポートショーツや、女子用スクールレインコートなど商品化してきた。プロジェクトでは女子社員のメンバーを毎年数人ずつ入れ替えながら、女性目線による新しい商品開発に取り組んでいる。