明石SUC・アクティブチャレンジ部/今期は売上高20億円超へ/「ルコック」の販売拡大

2017年08月30日 (水曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC、岡山県倉敷市)の企業向けユニフォームを取り扱うアクティブチャレンジ部は、ケア(介護)やメディカル向けへ「ルコックスポルティフ」ブランドの販売が拡大したことで、2017年5月期の売上高が前期比13・9%増の19億6100万円と増収だった。今期も引き続きルコックの販路開拓を進め、売上高20億円以上を目指す。

 前期は、ルコックを中心に病院や介護施設で商品の「ブランド価値を評価してもらっている」(浅沼由佳企画部長)ことに加え、リネン関連など専門業者との関係構築も進み、「全国的に計画以上の新規採用があった」ことが増収に寄与した。

 今期(18年5月期)も、前期と同水準の伸び率を維持しながら、引き続きルコックを中心に市場開拓を進める。特に介護業界では人手不足が深刻になる中、「ユニフォームが人集めのツールにもなる」と施設での採用を広げる。フランス発のファッション感性とスポーツブランドならではの動きやすさを併せ持つ独自の立ち位置を構築するため差別化企画を強化。「施設のイメージアップツールにつながるウエア」「職員が着用して誇りが持てるウエア」として訴求する。

 9月27~29日に東京で開かれる「国際福祉機器展HCR2017」にも出展し、ケア向けの新アイテムを披露する。

 ワーキングも17秋冬向けに「ペチクール」「イークオリア」ブランドから例年より多い13品番を投入。仕事の現場で求められるアイテムや、デザイン、カラーを積極的に打ち出す音で、市場開拓に弾みをつける。