豊島/オーガビッツで600万円寄付/「オーガニックの日」に感謝の会

2017年08月31日 (木曜日)

 豊島は、オーガニック綿(OC)の普及を目指すブランド展開「オーガビッツ」の社会貢献活動で、「オーガニックの日」に当たる29日、慈善10団体に合計600万1618円を寄付した。活動を支援する団体の関係者などを招待して都内で「オーガビッツ感謝の会」を開き、約40人が出席した。

 オーガビッツでは、採用された製品の売り上げを一部、慈善団体の社会貢献活動へ寄付している。90ブランドが参加し、年間63万枚の製品が生産されている。

 OCの正しい知識を啓発する目的で、同日に合わせてアンケートも実施している。OCの認知度が「知っている」と「名前は聞いたことがある」を合わせて7割程度に高まっている一方、「原料段階でレギュラー綿と変わらないこと」や「環境汚染の改善や生産者の健康保全が目的」であることなどの正しい理解が、1割程度にとどまるといった結果を発表した。

 常川健志専務執行役員は、オーガビッツについて「まだ満足するものではないが、継続することに意味がある活動」と強調した。

 催しにはフェリシモの葛西龍也執行役員も出席した。インド産OC使いの製品を基金付きで販売し、インド綿農家の有機農法への転換支援や子供の就学・奨学支援に役立てる「ピース バイ ピース コットン」プロジェクトを紹介。このほど一般財団法人化しており、商社やファッションブランドの参画を幅広く求めて行く方針を説明した。