エフリード「アンナルナ」/取扱店舗が急増/カセット展開奏功

2017年09月08日 (金曜日)

 豊島のグループ会社でレディースアパレルのエフリード(名古屋市中区)が、量販店向けに展開しているブランド「アンナルナ」が好調だ。商品のトータルコーディネートに加え、売り場で展示するポスターなども併せて顧客に提案するカセット展開により、同ブランドを扱う店舗が急増した。

 同ブランドは35~45歳の働く女性をターゲットに、1998年に販売を始めた。当初は単品で提案していたが、ブランドの世界観をより明確に伝えようと、2016年からカセット展開に切り替えた。それが奏功して、それまで30店だった取扱店舗が100店にまで増えた。

 同社でカセット展開しているのは同ブランドだけ。月ごとにカラーの設定や、イメージを高めるためのポスターを作成するなどして単品売り場との差別化を図る。顧客には2週間ごとに提案する。今期は取扱店舗150店が目標で、将来的には300店にするという。

 17冬向けは、「エンリッチ」をテーマに、着飾り過ぎない洗練されたスタイルを提案。具体的にはファスナーをアクセントにしたフェイクウールのチェスターコートや毛足の長いムートンを使ったアウターなど。パールやラメなどをあしらったニットもあり高級感を演出する。価格帯は1900~7900円と手頃なのも特徴。

 同社では今日8日まで展示会を開催している。問い合わせは、同社アパレル事業部1部1課(電話052・201・3309)まで。