日本市場へ再攻勢(中)/「AFF・東京2017」プレビュー/27~29日 サンシャインシティ文化会館(東京・池袋)

2017年09月26日 (火曜日)

〈多彩な先染め生地/江蘇栄旭紡織〉

 先染め生地の開発と生産、貿易を一貫展開する。エアジェット織機100台、レピア織機20台を導入し、月産約180万㍍超。顧客は「ZARA」「マーク&スペンサー」など。製品はポプリンからサッカー、ジャカード、ストレッチ、オックスフォード、麻綿混素材など多彩に展開する。その中からホームテキスタイルやアウター向け素材を紹介する。

〈日本特化の貿易会社/依範服飾〉

 2010年に浙江省寧波市で設立したニット・布帛製の子供服、レディースを展開する貿易会社。製品全てを日本に輸出している。創業時から経営理念「顧客の最優先と職人精神の尊重」を貫く。これまで東京展6回、大阪展4回の計10回出展。ニット・布帛製の制服とフォーマルに加え、既存市場には存在しない全く新しい概念の新製品を打ち出す。

〈スポーツウエアに強み/南通欧聖納斯紡織品〉

 2012年に設立のニット・布帛製衣類メーカー。スポーツやカジュアルウエアを展開する。製品は北米、欧州、日本に輸出。2015年の日本向け取扱量は約10万着、取扱高は約25万ドル、16年は約15万着、約38万ドルとなった。デジタルプリンターを使ったオーダーメードのチームウエアと無縫製スポーツウエア、ジャケット(アウトドア・スポーツウエア)を提案する。

〈日本専門のカジュアル/南通各格麗絲進出口貿易〉

 2009年に設立以来、一貫して日本向けを手掛けるカジュアルウエアメーカー。素材は綿と麻を中心とする。主な顧客は、アパレル専門店。この2年は、日本のアパレル市場縮小や中国のコスト上昇の影響を受け、日本の顧客の価格要求に応えるのに苦労してきた。18春夏へフランス産リネン使いのレディースカジュアルを前面に打ち出す。

〈機能素材メーカー/青島邦特繊維〉

 機能素材から糸の開発、生産、販売を一気通貫で手掛ける。青島市黄島区に自社工場と研究センターがあり、開発から生産までスピード感を持って展開している。年商は1億元強。中国内販と日本向けの構成比は半々。抗菌、消臭の機能を有す天然ミント繊維や茶繊維などの天然植物素材をはじめ、各種機能素材を提案する。