日本市場へ再攻勢(下)/「AFF・東京2017」プレビュー/27~29日 サンシャインシティ文化会館(東京・池袋)

2017年09月27日 (水曜日)

〈日本向けニット衣類専門/南通金和国際貿易〉

 日本向けに特化したセーターとニット製衣類のメーカーで、繊維原料も一部扱う。建物面積2千平方メートル強の工場には、コンピューター編み機30台などを導入している。2014年は約45万着、販売は約400万ドル。これまで、AFFの東京展に8回、名古屋展に2回出展している。ジャカードや、セーターと布帛生地を合わせた製品、特殊なボタン、ロング丈セーターなどをアピールする。

〈中国+ディープ+東南ア/南通恒友時装〉

 2007年に設立したアパレルメーカー。江蘇省南通の自社工場以外に、河南省とカンボジアに出資工場を持つ。ニットと布帛製衣類の工場があり、ダウン衣類やウール製秋冬衣類の布帛製衣類を主に生産し、全て日本向けに輸出する。強みは生地の開発力と、自社工場を生かして小ロットなどの顧客ニーズに応えられること。ウール製秋冬コートとダウンコートを紹介する。

〈生地と縫製を一貫生産/南通三豊服装〉

 2000年設立の生地・縫製一貫メーカー。工場の建物面積は約1万2千平方メートルで、各種縫製設備150台と織機48台を導入。商品の95%が日本向け。16年の日本向けの取扱量は製品約70万着、生地約400万メートルで、取扱高は約1800万ドル。強みは、一貫生産により小ロット・短納期に対応できる点。ジャカード生地と機能素材の2本立てを訴求する。

(おわり)