JIIPA/日印の繊維ビジネス強化/「第3回ITF」明日まで

2017年09月28日 (木曜日)

 日印国際産業振興協会(JIIPA)主催の「第3回インドトレンドフェア2017(ITF)」が27日、東京都渋谷区のベルサール渋谷ファーストで開幕した。インド政府繊維省、在日インド大使館、IBEFが特別後援し、インドのAEPC(アパレル輸出促進協議会)、HEPC(手織物輸出促進委員会)が協賛している。会期は明日29日まで。

 欧米や日本などグローバルに展開するインドの有力企業70社(AEPC42社、HEPC24社、その他4社)が、日本市場に合わせた最新の衣料品やテキスタイル、アクセサリー、ホームインテリアなどを提案。日印間の繊維ビジネス拡大を図る。

 開会式では、ラジクマルスリワストワ駐日インド副大使が、スジャン・R・チノイ大使のメッセージを紹介しながら、「日印包括的経済連携協定による繊維品目の日本への輸入関税撤廃、多岐にわたるパートナーシップを背景に、ITFを通して両国間の繊維ビジネスを促進し、日印の新しい歴史を開きたい」とあいさつした。

 経済産業省製造産業局生活製品課の杉浦宏美企画官は、日印友好交流年や日印文化協定発効60周年、先頃合意した日印共同声明などを踏まえ、「IoTを活用したマスカスタマイゼーションなどの最先端分野を含め、ITFが両国間の繊維産業の新たなビジネス創出につながることを期待したい」と話した。

 初日には、インドブランド・エクイティー・ファウンデーション(IBEF)のサポートによるファッションショーを初開催した。

 父親がインド人で、2016年ミスワールド日本代表の吉川プリヤンカさんも登場。「今インドのファッション界は盛り上がっている。これを日本に紹介する懸け橋になりたい」と語った。