「インターテキスタイル上海」閉幕/日系商社が独自素材訴求/オーガニックや機能前面に

2017年10月16日 (月曜日)

 服地と副資材の国際展示会「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2017秋」が13日、閉幕した。日本企業35社が出展する「ジャパン・パビリオン」は、終日盛況だった。その中で、商社がオーガニックや機能性を前面に打ち出した独自企画品をアピールし、存在感を示した。

 豊島は、内販の柱と位置付ける織物「グランテックス」や廃棄される野菜で染めた環境素材「フードテキスタイル」を訴求。フードテキスタイルはローカルブランドからの引き合いが増えている。

 日鉄住金物産は織物やカットソー、ニットの高級ウール素材を紹介した。ライトアウター向けの圧縮ウールジャージーなどが引き合いを受けていた。

 蝶理はインナー・スポーツ素材と、婦人服地を出展した。インナー・スポーツ素材は製品も展示し、素材から製品まで対応していることを紹介。婦人服地はトリアセテート素材を目玉に打ち出した。

 モリリンは、オーガニック綿と独自開発した機能素材を2本柱にアピールした。糸からこだわった差別化素材が注目されていた。