ライオンと菅公学生服/着用3カ月でテカリ発生/学生服のテカリ・汚れ調査

2017年11月08日 (水曜日)

 新品の学生服でも、着用3カ月後にはテカリが発生し、洗濯の状況によって汚れや臭いに差が出ることが明らかになった。ライオンのファブリックケア研究所はこのほど、菅公学生服(岡山市)と共同で、学生服のテカリ・汚れ具合について調査した。

 昨年の調査によると家庭洗濯を行なっている割合は57・3%、クリーニングに出している割合は45・3%。洗濯頻度は、家庭洗濯で「月に1回程度」、クリーニングは「2~3カ月に1回程度」だった。ファブリックケア研究所では、昨年「SAPA(ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド)配合のおしゃれ着用洗剤」を使った家庭洗濯でテカリ防止ができることを見出しており、今回「ケア方法」の違いで、学生服の状態に違いが出るかについても調査した。

 新品の学生服は、3カ月着用すると、テカリ・汚れ・臭い、いずれも発生することが判明。「月に1回家庭洗濯をする」「洗濯をしない」「3カ月の間に1回クリーニングする」のケア方法別にみた場合、「3カ月の間に1回のクリーニングに出す」だけでは、テカリ・汚れ・臭いともに、3カ月後には発生した。

 毎日快適に学生服を着用するためには、クリーニングの頻度を上げる、もしくは月に1回程度の家庭洗濯を取り入れることが望ましいとしている。