明石SUC/ビッグジョンとコラボ/デニムの制服初披露

2017年11月17日 (金曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC、岡山県倉敷市)は、倉敷市に本社があるジーンズメーカー「ビッグジョン」とコラボした制服を打ち出した。今日17日まで秋葉原UDXギャラリー(東京都千代田区)で開いている展示会で披露している。

 今年4月、倉敷市の繊維産業発展のストーリーが日本遺産に認定されたことを受け、全国に倉敷の繊維文化を発信しようと企画。展示会ではデニムを使ったブレザー、スカート、パンツなどをベージュとネービーの2色で提案した。

 2016年度に始めたオサレカンパニー(東京都千代田区)との共同企画ブランド「O・C・S・D」は早くも9校で採用された。採用校の制服を展示し、イメージが湧きやすいように紹介した。

 新素材の開発にも力を入れる。今季はシワになりにくく、伸縮性が高い素材「モドリッチ」を新たに投入した。高品質なタスマニアウールを使い、風合いと機能性の両面を備える。汚れを水で簡単に流せる「アクイーズ」、高混率ウール「スマート80」も提案した。

 「学生服メーカーとして生徒の安全を考えたい」と会場には安全・防災教育コーナーを設けた。今年7月に始めた神戸学院大との産学連携や、折り畳める防災ヘルメット、視認性の高い素材を使った制服を紹介した。