シーユーピー/今期売上高21億円計画/別注案件が増加

2017年12月12日 (火曜日)

 菅公学生服グループのシーユーピー(岡山市)は今期(2018年7月期)、売上高21億円(前期20億2600万円)を計画している。介護向けユニフォームの「プロフィーリング」の販売が底を打ち始めているとともに、前期は低調だった別注案件が来年以降増えつつあることから、田原正彦社長は「目標をしっかり達成していきたい」と話す。

 今期に入ってから第1四半期(8~11月)は、前年同期比3%の減収で推移したものの、来年以降新商品の投入を加速し、売り上げの底上げを図る。ビルメンテナンス向けユニフォーム「クレモ」では新カタログを出す予定。ビルメンテナンスは「20年の東京五輪に向けて需要拡大が見込まれる」(田原社長)ことから、商品群の充実でニーズを捉える。プロフィーリングも前期から積極的に新商品を投入したことで売り上げが上向きになってきた。

 運送業向けユニフォーム「トランスポーター」も今年8月にカタログを刷新、シルエットと動きやすさを最大限に向上させた新商品を投入するなど販売を強める。

 販売代理店をヒアリングしながら開発を進めてきた病衣が来年2~3月に商品化する予定で、国内にも生産基盤を持ち、「フォローできる」強みを出しながら、市場拡大につなげる。別注についても「少しずつ案件が見えてきた」ことから増収基調に転じる。