豊島「フードテキスタイル」/エクストラプレビュー出展/取り組み先開拓

2018年02月09日 (金曜日)

 豊島は廃棄食材を染料として活用する「フードテキスタイル」で「エクストラプレビュー展」に初めて出展している。個店、インテリア雑貨を求める顧客が集まる同展に参加し、製品OEMと生地販売で着実な採用実績につなげる。

 フードテキスタイルは取り組み先の食品加工メーカーなどから廃棄食材の供給を得て、それを原料にパウダー染料化。国内で特殊染色する綿中心の素材ブランドとして展開している。

 国内の社外展示会は「エコプロダクツ」で生地を中心に紹介したことがあるが、エクストラプレビューでの出展はショッピングバッグやエプロン、ベビー服・雑貨など複数の最終製品サンプルを提案している。生地販売だけでなく、製品OEM/ODM対応も訴求。一定量を在庫して展開する事業拡大も視野に取り組み先の拡充を狙う。

 同展は個性的な商材を提案する企業が多いことから日用雑貨チェーンや個店経営の来場者が中心。「製品サンプルを見せながらフードテキスタイルのモノ作りコンセプトをじっくり説明できる」(担当者)と言う。ショッピングバッグやエプロンへの反応が良かった。継続出展を想定し、取り組み先を着実に広げる。同展はタブロイド(東京都港区)で今日9日まで。