明石SUC・アクティブチャレンジ部/「ルコック」販売堅調/売上高20億円突破見える

2018年03月05日 (月曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニー(明石SUC、岡山県倉敷市)のアクティブチャレンジ部は今期(2018年5月期)、メディカルや介護向けに「ルコックスポルティフ」の販売が伸びていることで、売上高20億円の突破が見えてきた。営業力の強化に加え、別注案件の獲得も力を入れる。

 浅沼由佳アクティブチャレンジ部企画部長によると、今期に入ってから17年6月~18年2月はルコックの販売拡大で予算を達成。17年5月期が前の期比で2桁%の大幅増収だったこともあり、数%の伸びにとどまるものの今期売上高の着地として「20億円を突破したい」(浅沼部長)と言う。

 ルコックだけでなく、別注案件も少しずつ拡大している。菓子メーカーの井村屋(津市)の開発部に昨年11月からユニフォームを供給。今年開いた18春夏展示会でそのサンプルを展示したが、「『このようなユニフォームにも対応できるのか』と顧客の反応が良かった」。

 ワーキングでは“おもてなし”の要素を備えるジャケット風ユニフォームなど、「新しく出した商品の引き合いが少しずつ増えてきた」ことから、市場拡大への期待が高まる。

 全国で介護と保育事業を展開するケアパートナー(東京都港区)は、東京モード学園(同新宿区)の学生がデザインしたユニフォームの4月導入を予定し、一部を明石SUCが製造する。別注は売上高の10%ほどを占めており、今後も別注の拡大に取り組む。