シーユーピー/下半期 受注上向く/17年8月~18年1月は横ばい

2018年03月06日 (火曜日)

 菅公学生服グループのユニフォームメーカー、シーユーピー(岡山市)は本年度上半期(2017年8月~18年1月)、売上高が計画通り前年同期比横ばいで推移した。下半期に向けては「受注の予約が上向いている」(田原正彦社長)ことから、計画する通期の売上高21億円(前期20億2600万円)の達成を目指す。

 介護向け「プロフィーリング」は、競合他社の価格攻勢で市況は厳しい情勢にあるが、一格上の「アイナ」シリーズなど「価格でなく、施設のイメージに合っていることを理由に採用するケースが増えている」(同社長)。別注や、ビルメンテナンス向け「クレモ」、運送業向け「トランスポーター」、別注もほぼ横ばいだった。

 商品在庫の管理や営業活動のデータベースなど、SFA(営業支援システム)システムの更新に投資。生産や営業の効率化につなげる。

 生産面では北陸の大雪による生地調達に若干の遅れが出ていることを懸念。別注でも「納期を考えると、提案に制約が出始めている」ことから、下半期に向け受注が上向く中で、早めに生産計画を組み立てるなど、スムーズな供給に取り組む。