イチ押し! AFF出展企業/4月10~12日(マイドームおおさか)(上)
2018年04月04日 (水曜日)
日本最大級の繊維アパレルOEM/ODM展示会「AFF・大阪」が10~12日、大阪市中央区のマイドームおおさかで開かれる。イチ押しの出展企業を3回にわたって紹介する。
〈カンボジアにニット衣類工場/安徽省服装進出口〉
安徽省合肥市で1979年に設立した同省最大規模のアパレル輸出企業。日本向け専門の自社工場と、日本向けの実績の豊富な10の協力工場で、布帛、ニット製衣類、セーター、バッグ、靴などを生産。小ロットから中・大ロットまでさまざまなニーズに応えている。
2017年の貿易額は3億ドルで、うち日本向けは2500万ドル。カンボジアで従業員数800人の自社工場を運営し、ニット製衣類を生産している。
今回展にはダウンウエアと布帛、ニット製衣類、セーターを出展する。
〈シルク使いのホーム製品/安徽珂欣繭業〉
シルク素材中心のホームテキスタイルメーカー。自社工場でシルク・綿の混紡素材や羽毛使いの製品、ダウンウエアなどを生産している。
欧米向けを中心に手掛ける。近年の年間輸出額は600万ドルで、うち日本向けは20万ドル。
日本向けを展開することで、製品レベルを高められることから、日本市場の開拓に近年力を入れている。
初出展の今回は、保温性の高い、軽くて薄いダウン製品と、抗菌機能を施したニット製品をアピールする。
〈浴衣、甚平などに専念/イ坊祥和紡織品〉
04年に設立以来、日本向けを手掛けている。自社縫製工場で浴衣、甚平、寝間着、エプロンなどを生産しており、小ロット・短納期ニーズに対応している。
日本向けが9割を占め、日本向けの年間取引額は100万ドル。
生地生産に長年従事したベテランスタッフがおり、素材に強いのが特徴。小ロット・短納期など、生産の融通が利くことも顧客から評価されている。
AFFにはこれまで6回出展している。今回も得意の浴衣や甚平、寝間着などをアピールする。
〈豊富な高品質のデニム生地/江蔭市春藍紡織〉
2002年に設立したデニム生地メーカー。ベーシックなデニム生地からストレッチデニム、プリント、ジャカードなどバラエティー豊かな生地をそろえている。
17年取引額は約1億ドルで、うち日本向けは500万ドル。欧米、日本、韓国、ロシアなどの著名ブランドと取り引きしている
近年、国内外の最新鋭自動化設備や生産設備を導入し、品質の高度化、安定化を図っている。
AFFは今回が2回目。機能素材やストレッチ素材、混紡素材使いの生地と衣類を訴求する。
〈機能性スポーツ衣類/青島芸豊泰国際貿易〉
欧米と日本向けの布帛、ニット製スポーツカジュアル衣類を中心に生産している。大手スポーツ用品ブランドがメイン顧客。
現在の年産規模は500万着、従業員数は1100人で、今年10月には600人規模の新工場を稼働する。
17年輸出額は5千万ドルで、うち欧米向け4千万ドル、日本向け1千万ドル。
近年は機能素材使いに注力。冷感と発熱の機能素材使いを増やしている。
今回展では、小ロットの高級品から大ロットの中低価格品までの対応力を訴求し、商社の新規開拓を狙う。