豊島/多彩なプリント 企画/19春夏ユニフォーム素材展

2018年04月05日 (木曜日)

 豊島は19春夏、オフィス、サービスユニフォーム向け素材で、プリント柄や夏らしいカラーを企画の中心に据えた。東京都千代田区の東京本社で13日まで開く素材展で紹介している。

 19春夏はグラデーションがかかったストライプや、チェックをプリントで表現した。カラーも「爽やかなマリンテイストを意識した」(東京二部二課)と言い、年間を通して着用できる素材を使いながら、ブルーやネービー、黄色といった夏らしい色を投入した。

 オフィスウエア向けでは、オリジナルのポリエステルと「テンセル」リヨセルの混紡素材をジャケットやスカートで見せた。これまでサービスウエアとして提案が多かったトリコットは、ボーダーなどの表情豊かな柄でオフィス用にも取り込んだ。会場では昨年販売を本格化した布帛調ニット「ワンダーシェイプ」のパンツも紹介した。

 大都市圏の建築ラッシュを追い風に、同社のユニフォーム需要は堅調で、幅広い職種に向けた製品開発を進める。オフィス、サービスウエア以外では、ワークウエアを担当する東京二部三課が、25日から27日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる「IFF MAGIC JAPAN」に出展する。同社は「カジュアルに強い豊島として感度の高い商材を提案したい」と話している。