豊島、CVC事業/インドネシアECモールに出資/国内ブランドの海外販路支援

2018年04月23日 (月曜日)

 豊島は同社が運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドで、インドネシアのファッションECモールに出資する。同国のブイアイピー プラザ インターナショナル(VIPプラザ)の第三者割当増資を引き受けた。CVC事業で初の海外企業案件。日本のファッションブランドが東南アジアへ電子商取引(EC)サイトに出店できる仕組みを構築・運用することでも合意した。

 VIPプラザはインドネシア最大級のファッション関連ECモール。1200ブランドを扱い、会員数104万人を抱える。今回の資金調達で広告宣伝費を増額し、会員獲得と売上高拡大を目指す。

 インドネシアはASEAN域内最多の人口を抱え、経済発展で中間所得層が増える有望な消費市場。EC購買の伸びも予測されている。

 品質の高い日本の衣料品への関心も高いことから、同社と豊島は物流や決済、VIPプラザへの出店、運用の負荷を軽減する仕組みを提案し、豊島の取引先ブランドの海外販路拡大を支援する。