菅公学生服・スクールスポーツ/カンコープレミアム販売強化/“幸先良い”スタート

2018年04月26日 (木曜日)

 菅公学生服(岡山市)のスクールスポーツは来春に向け、プレミアムライン「カンコープレミアム」の販売を強化する。開発本部の田北浩之提案企画部長は、昨年の発表以降「引き合いが非常に増えている」ことで、「幸先の良いスタートが切れた」と話す。

 カンコープレミアムでは、体育着が本来持つべき機能と、あえてトレンドに左右されないスタイルを追求する。良質でシンプルだからこそ、「長く着られる商品として、独自のスクールアイデンティティーを表現できる」(田北部長)。学校側の評価も高く、今後も採用校の獲得を強める。

 カンコープレミアムとともに、売れ行きが順調な、透け防止機能を持つ「ミエンヌ」や、軽くて動きやすい布帛製ハーフパンツ「ハーフレックス」を3本柱に、来春に向けて広く提案を進め、販売につなげる。

〈18年入学商戦 都市部で健闘〉

 菅公学生服のスクールスポーツは今入学商戦、新規モデルチェンジ(MC)校の獲得が、人口の多い都市部を中心に拡大した。今期(2018年7月期)は、「昨年に続き健闘した」(田北部長)ことで、前期の売上高91億円を上回る増収での着地を見込む。

 関東や関西にスポーツの専任を置き、地域密着型の営業活動を進め、ソリューションなど学校との取り組みを深めたことが、新規校の獲得に大きく貢献した。今期は、「これまで以上に、高校向けの採用が増えた」(田北部長)と、小・中学校向けに限らず、幅広くシェアを獲得した。