東レ/TTSの事務所ハノイに樹脂マーケティング拠点

2018年06月19日 (火曜日)

 東レは、タイ法人であるタイ・トーレ・シンセティクス(TTS)の駐在員事務所をハノイに設立した。ベトナムにおける樹脂事業のマーケティング拠点として活用し、拡大を続けるエンジニアリングプラスチック需要の取り込みを図る。今月から活動を始めている。

 今回の駐在員事務所設立で、現地における顧客ニーズへの素早い対応や各種課題の早期解決を通じて、伸びているベトナム市場で東レのエンジニアリングプラスチック(ナイロン樹脂、PBT樹脂、PPS樹脂)の拡販を狙う。

 ベトナム経済は2014年に国民一人当たりのGDPが2千米ドルを超え、今後も安定して6%以上の経済成長が見込まれている。日系OAメーカー、自動車部品メーカー、韓国系家電メーカーなど中国からの生産移管が進んでいるほか、消費国としても重要度が増している。