日本繊維機械学会/東レ、村田機械に技術賞

2018年06月22日 (金曜日)

 日本繊維機械学会はこのほど日本繊維機械学会賞を発表した。技術賞には東レと村田機械をそれぞれ選んだ。各受賞の内容と受賞者は次の通り(敬称略)。

 技術賞=「環境に優しい高耐久防汚加工技術」(東レ・竹下将太、柄澤留美、小森晋也、小塚亜津希、竹田恵司)▽「自動ワインダーにおけるサーボ制御を用いた高速トラバース機構」(村田機械・梅原嘉人、谷川保伸、牟田勝文、竝川哲也)

 論文賞=「撚糸の撚り戻り挙動のモデリングによる解撚トルクの推定とそれに基づく平編地の斜行予測」(大阪大学・乾陽亮、若松栄史、森永英二、荒井栄司、村田機械・八木宏幸、森秀茂、松本龍守)

 学術賞=栃木県産業技術センター・丸弘樹

 学術研究奨励賞=「動作時の関節トルクを指標とした着衣の動作快適性評価」(信州大学・堀場洋輔)

 学術奨励賞=「エレクトロスピニング法で作製した非晶性ポリマサブミクロンファイバの逆圧電特性と光導波特性」(京都工芸繊維大学・石井佑弥)▽「カーボンナノチューブ(CNT)紡績糸とポリエチレンテレフタレート(PET)糸からなる複合撚線型ソフトアクチュエータの開発」(岡山大学・吉山貴之)▽「競泳用水着の着用時変形挙動を予測する簡易解析手法」(アシックス・野々川舞)▽「液体恒温槽を用いた高速溶融紡糸法による生分解性PHBH繊維の製造」(東京工業大学・宮尾友貴)

 ベストポスター発表賞=「ランニング用足首サポーターの開発」(アシックス・森洋人)▽「仮撚加工機におけるサージングと糸張力の関係について」(福井工業高等専門学校・林田剛一)▽「炭素繊維強化複合材料の成形時におけるリンクル発生評価」(大阪大学・中居知大)