明石グループ/増収もコスト増で減益に/スクールスポーツ伸びる

2018年08月29日 (水曜日)

 学生服製造大手の明石スクールユニフォームカンパニーなどを含む明石グループ(岡山県倉敷市)の2018年5月期連結決算は、売上高が261億円(前期比2・0%増)、営業利益が11億円(14・2%減)、経常利益が11億円(15・0%減)、純利益が7億9800万円(28・7%減)と増収減益だった(短信別掲)。「デサント」を中心にスクールスポーツが売り上げを伸ばしたが、生産や物流などのコスト上昇が利益に響いた。

 学生衣料は店頭で、消費者目線の学校通学服やアクセサリーなどが評価され順調に販売を拡大。別注の学校制服も「O.C.S.D.」「キンロックアンダーソン」などオリジナル企画が評価され、例年並みの新規採用校を獲得したものの、全体の中学・高校新入生の減少でほぼ横ばいとなった。スポーツはデサントの新規採用校が220校を超え、2年連続で過去最高の成果を上げた。ユニフォームも、メディカル・介護ウエア向けに「ルコックスポルティフ」の拡販によって売り上げを伸ばした。

 今期は売上高267億円を計画する。