豊島「オーガビッツ」/「少しずつが大事」/スワッグ作りセミナー開く

2018年08月31日 (金曜日)

 オーガニックコットンブランド「オーガビッツ」を展開する豊島は29日、東京都世田谷区のBPMで「秋のインテリア・装飾コットン活用術セミナー」を開いた。オーガビッツの紹介を行うとともに、内外で活躍する人気花生師の岡本典子さんが、花束を逆さに吊るして壁に飾るスワッグ作りを手ほどきした。

 「ちょっとずつでも地球環境に配慮するということが大事という考えに共感した」と、岡本さん。オーガビッツは“ちょっと”ずつ地球環境や生産者に貢献しようと、豊島が2006年から始めたオーガニックコットン普及プロジェクト。普及のためにはオーガニックコットン100%にこだわらず、10%の使用量でも多くの人に届けようという考えで、現在約100ブランドが参加、累計684万枚以上のアイテムを生産する。雑貨にも広がりを見せる。

 同プロジェクトは途上国の女の子が生きる力を発揮できる世界の実現を目指す「ビコーズ・アイ・アム・ア・ガール」キャンペーンなどにも協力。少しずつでも世界を良い方向に向かわせる。

 ワークショップではコットンを身近な飾りに使用しようと、岡本さんがスワッグ作りを披露。ユーカリ、ドドナエア、ブルニア、バクシフォリアなどの生花・セミドライフラワーに、渡良瀬で作ったオーガニックコットンの綿を合わせたスワッグを作った。

〈29日には寄付金贈呈〉

 豊島は、オーガニックコットンブランド「オーガビッツ」の企画で集めた寄付金を29日に贈呈した。寄付金は2017年7月から18年6月までに実施したコラボレーション商品で集めた。総額約712万円を非営利法人など12団体に渡した。

 オーガビッツは、参加ブランドとのコラボ商品で、1点につき10円を寄付している。同社は29日を「オーガビッツの日」としており、同日に1年間に集まった寄付金を各団体へ配分した。