「AFF・東京2018」出展企業ピックアップ(9月26~28日、サンシャインシティ文化会館)(5)

2018年09月21日 (金曜日)

〈羊毛コートと生地専業/嘉興華欣達紡織〉

 布帛、ニット製のウール生地とコートの企画、生産、貿易を一貫で展開している。ウール生地の生産では20年以上の実績がある。日本の顧客の主力は総合商社や生地商社。年商は約1億元。

 今回展では、ファッション性の高い秋冬物のウールコートと、ウール生地をアピールする。

 近年、日本向けが縮小傾向にあるため、今回の出展を機に挽回を目指す。

〈ニット小物一貫で/杭州方大貿易〉

 各種スカーフやショールなどのニット小物メーカー。企画から生産、貿易まで一貫で手掛ける。合理的な価格と高品質のサービスが強みに、日本や韓国、台湾、欧米に輸出している。

 2017年の日本向け取扱高は約50万ドルで、今年は70万ドルになる見通し。自社工場を持ち、商品を備蓄して小ロットに対応できる点を武器に顧客開拓を進めている。

 今回展では、ウールとカシミヤ使いのマフラーとショールの新製品をアピールする。

〈毎月約60の新製品/南通瑞興帽業〉

 自社工場でニット帽やスカーフ、手袋などを生産し、欧米や日本、豪州に輸出している。江蘇省南通市最大規模のニット小物メーカーで、年間生産量は約600万枚。

 日本向けの年商は過去最高が600万ドル、近年は400万~500万ドルで推移する。商品開発を重視し、毎月約60の新製品を開発している。近年は、機能性の商品に重点を置く。

 今回はベーシックな製品に加え、膝掛けや保護アームなどの小物と、クリスマス関連製品を出展する。

〈高い顧客満足度/イ坊大沢進出口〉

 今年創業15年のキッズウエアメーカー。自社の縫製工場2軒(布帛とニット)と協力工場5軒で生産している。日本向けがメインで、年商は約13億円、従業員数約900人。

 顧客満足度が高く、8割の顧客がリピーターだという。

 日本向けは新規顧客の開拓にも力を入れており、特に最近はネット通販とSPAの開拓を重視している。

 今回展では、生地の肌触りがよく、安全性を重視したベビーウエアや、大人っぽさを追求したローティーン向けウエアなどを訴求する。

〈日本特化のキッズウエア/南通永爾盛服飾〉

 2004年に南通で設立したキッズウエア専業商社。4軒の協力工場で日本向けに特化し生産する。17年売上高は400万ドル。

 日本向けを長年手掛けてきた経験を生かし、顧客のさまざまな要求に応えることで、厳しい市場環境の中、競争力を維持している。

 8回目となる今回は、おしゃれなニット製カジュアルウエアとインディゴ染めタオルを訴求する。