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倉敷アイビースクエア/新宴会場「アイビーエメラルドホール」披露/岡山・倉敷地域最大級のホールに

2018年10月02日 (火曜日)

 クラボウグループの倉敷アイビースクエア(岡山県倉敷市)は1日、同日竣工(しゅんこう)した新宴会場「アイビーエメラルドホール」を公開し、竣工披露パーティーを開いた。台風一過となった現地では晴天が広がり、関係者約300人が参加した。

 クラボウの藤田晴哉社長は「各方面の尽力を頂き、クラボウ創業130周年の年に、これまでにない規模のホールを完成できた。今後もアイビースクエアが地元に貢献し、愛される施設となるよう、バックアップしていく」と語った。倉敷アイビースクエアの小林清彦社長は「7月の豪雨災害の影響が残る中、明るい話題を提供したい。建物のリニューアル効果だけでなく、学会やコンベンションを積極的に誘致するなど、地域の活性化にもつなげていきたい」と抱負を語った。

 アイビーエメラルドホールは、千人規模の立食パーティーができる倉敷市内で最大級となる施設。国際会議やビジネスイベント、研究・学会発表などのコンベンションホールとしての活用もできる。ホールの面積は約800平方メートルで、3分割しても使用できる。

 ホール内には、アイビー(ツタ)のイメージを強調する緑色のカーペットを用いるほか、シャンデリアやドアの引き手にもアイビーの意匠を取り入れるなど、アイビースクエア内の施設として特色ある空間を演出している。

 館内の内装にも、かつて同地の紡績工場で用いられていた木製建材を再利用したり、リニューアルに伴い伐採しなくてはならなくなった、樹齢100年以上の敷地内のメタセコイヤを木材としてテーブルに用いたりとクラボウの創業地としての歴史背景も強くアピールする。

 倉敷アイビースクエアは現在、宿泊棟や大浴場などの施設全般のリニューアル工事を進めており、来年2月に完了する。小林社長は「地域や歴史の強みを生かし、インバウンド需要も取り込みながら、多様化する観光や宿泊、ビジネスの場としての展開を図る」方針を示す。同ホールの竣工を記念し、14日までスクエア内の倉紡記念館も無料開放する。