菅公学生服18年7月期/コスト増で最終赤字に

2018年10月17日 (水曜日)

 学生服製造最大手の菅公学生服(岡山市)の2018年7月期連結決算は、売上高が348億円(前期比0・1%増)、営業利益が1億6900万円(54・6%減)、経常利益が6500万円(77・6%減)、純損失が3億6600万円(前期は9100万円の黒字)だった。売上高は過去最高だったが、原材料のコストアップや南九州カッティングセンター(宮崎県都城市)などの工場新設に伴う費用がかさみ減益、最終赤字となった。

 制服は売上高が228億円(1%減)だったが、大都市圏での営業力強化に加え、学校支援を目的としたキャリア教育をはじめとするソリューションビジネスの深化で販路が拡大。今年の新入学商戦でモデルチェンジ校の新規獲得が進んだ。スポーツは順調に市場シェアの拡大ができ、売上高を95億円(3・7%増)に伸ばした。

 今期は売上高350億円、経常利益2億円を計画する。