トンボ/学販スポーツで「イーストボーイ」/トラッドなデザイン

2018年11月12日 (月曜日)

 学生服製造大手のトンボ(岡山市)は、学校別注用途への制服ブランド「イーストボーイ」を学販スポーツ向けにも打ち出す。イメージやカラーなどイーストボーイのテイストを盛り込んだスポーツウエアとなっている。

 イーストボーイは米国東海岸発祥のトラッドファッションを基調としたスクールウエアで、今年の入学商戦では8校に採用され、来入学商戦に向けても採用校が増えつつある。

 新たに打ち出したイーストボーイとしては初めてとなるスポーツウエアは、制服のトラッドなイメージを踏襲したカラー、デザインのウエアでは、ボックスオープンシャツ、Tシャツ、セミストレートパンツ、ハーフパンツをそろえる。ダークネービーとボルドーの組み合わせといった斬新なカラーリングのほか、単色でもボルドー、ダークグリーン、ベージュといったイーストボーイのイメージに沿った特徴的なカラーを用意する。

 ジャージーはストレッチ性のあるポリエステル「ソロテックス」、シャツには透け防止や吸汗速乾などの機能を持つポリエステル「スペースマスターUV」を使い、機能性も高めた。

 フェミニンになり過ぎないテニスイメージのカラー、デザインのウエアは、トラッドイメージのウエアと同様のアイテム、素材で展開し、ピンクやダークグリーン、ダークネービーといった印象的なカラーと配色で差別化する。イーストボーイの制服を採用した学校を中心に提案する。

 学販スポーツでは他にも今年の入学商戦で100校余りの採用があった「ピストレ」を強化。ピストレに使っている独自開発素材「ピステックス」で裏起毛の「ピステックス001W」を投入する。撥水(はっすい)タイプの001、静電防止吸水タイプの001S、寒冷地向け肉厚起毛の002の4種類をそろえることで全国各地の学校に提案できる。