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レンチング/1~9月期は減収減益/「悪環境で健闘」

2018年11月15日 (木曜日)

 レンチング(オーストリア)の2018年1~9月期連結決算(IFRS)は、レーヨン市況が悪化する中、「減収減益ながら、比較的堅実な結果」(同社)を残した。売上高は、前年同期の17億2660万ユーロから5・2%減少し16億3620万ユーロとなった。EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は、3億9710万ユーロから26・8%減少し2億9060万ユーロに、純利益は、2億1930万ユーロから39%減少し1億3380万ユーロになった。

 前年の業績レベルが高かったことに加え、一般的なレーヨン市況は悪化しており、同社生産は減少、為替変動は不利に展開し、減収減益だった。

 ステファン・ドボツキー最高経営責任者(CEO)は、「多くのレーヨンメーカーが緊迫した利益状況に直面している中、当社は『スコアテン』戦略を推し進めた結果、健全な業績を収めており満足している」と話す。

 本社工場での精製セルロース繊維リヨセルの新生産ラインの操業開始、中国・南京での「レンチング・エコベーロ」の生産開始、「テンセル・リュクス」の新パイロットプラントへの投資など同戦略に基づく、スペシャリティー繊維への重点移動が進む。サステイナブル(持続可能な)不織布を生産するための技術プラットフォームである「レンチング・ウェブ・テクノロジー」への投資も加速する。